メダカの水草の役割と種類 解決!

メダカの水草の役割と種類

 

  • メダカに入れる水草は、観賞用ばかりでなくメダカにとってとても重要な役割もあります。
  • これから紹介する水草はそんなメダカの環境を整え、見た目も美しく、元気よく育てる工夫を紹介します。

 

 

 

メダカに役立つ水草の役割とは

 

  • 光合成によって酸素の供給が行われ水中に細かく泡を作り溶け込んでいきます。
  • メダカの糞などの有害なアンモニアを分解して水質浄化をしてくれます。
  • メダカの隠れ家になります。
  • 水草に直接卵を付けて産卵の場所になります。
  • 見た目も美しく観賞用として楽しめます。
  • メダカがひもじい時ににもなります。

 

 

水草は種類によってそれぞれ生育が異なり適切な世話が必要です。

 

 

 

水草の弱点

 

  • 水草は水温に左右されます。特に30℃以上になると急に弱まっていきます。33℃以上になると瀕死状態になります。
  • 水温に関しては人間の快適指数と変わりなく22℃〜25℃くらいが一番水草とって住みやすい環境です。
  • 夏場は外気温が高いので温度調節が大変ですが、水温が高すぎると成長もはやく代謝が活発になりすぎて弱り死んでしまいます。
  • 日当たりに関しては暗すぎると光合成ができず弱り、直射日光が当たりすぎると水温が高くなりすぎるので、間接的に明るい所に置きましょう。
  • 水の水質にも注意が必要です。アルカリ性の状態が続けば水草は溶けてしまいます。特にサンゴの砂など石灰分が多いのでやめましょう。
  • 水草は主に光合成やメダカの糞などで栄養素を摂りますが、水草の量が増えてくると栄養素が足りなくなります。
  • また、明るい昼間に二酸化炭素を吸収して光合成により酸素を作るので、メダカが出す二酸化炭素でまかなうためには水草とメダカの数のバランスが必要です。
  • 水草を沢山入れすぎても、水草が必要な二酸化炭素をまかなえなければ意味がないということです。
  • 夜の水草は反対に酸素を吸って呼吸をします。昼間に作って水中に溶けた酸素を吸うことになります。

 

 

 

メダカにおすすめな水草

 

 

 

 

比較的丈夫で育てやすい水草

 

マツモ

  • 比較的育てやすく活発に光合成をして成長していきます。
  • 15℃〜25℃の範囲で日光や照明の光が適度にあれば肥料などの心配も要りません。
  • また、日光を当てすぎによる苔の発生に寄与つけましょう。
  • 夏場は水温があまり上がりすぎないように風通しのよい場所に設置し、深めの容器に入れましょう。

 

 

アナカリス(オオカナダモ)

  • かなりの悪条件でも比較的丈夫なため繁殖しやすいです。水面に浮かべているだけでも勝手に成長していきます。
  • 見た目を重視して水中に立たせたい場合は、おもりなどをくくりつけてやりましょう。ただ成長が早いのですぐにおもりから離れてしまいます。
  • 新しく枝分かれした新芽を切って水面に放置してもすぐに成長していきます。

 

 

カボンバ

  • そんなに丈夫な水草ではなく育てるのに苦戦します。
  • 値段的には安く手に入りますが、アルカリ性に弱く弱酸性に水質を維持しなくてはなりません。
  • 増やすにはひかりが必要ですが、温度を上げ過ぎて水温28℃を超えると死んでしまうので注意が必要です。

 

 

ウィローモス

  • 少量の光でも成長することができるためとても管理しやすい水草です。
  • 増やす時の注意点として光の当てすぎによる苔の発生でダメになることです。
  • 対処法として、水をこまめに変えてあげましょう。あと、いくつかに小分けをしてあげましょう。
  • 耐久性はいいので糸が巻き付いてどんどん増えていきます。
  • 増やすには直射日光を避け日陰で風通しのいいところに設置しましょう。
  • 見た目を綺麗にするには2cmくらい伸びたら少しカットしてあげましょう。そうすることで成長を促進し見た目もきれいに整ってきます。

 

 

ウォーターマッシュルーム

  • 非常に丈夫な水草で水につかっていればかれることはありません。
  • 真夏では直射日光で歯が焼けることもありますが、得に気にすることはありません。肥料も得にやらなくても育ちます。
  • 水草の中でも全く手のかからない水草だといえます。しかし完全に水中に葉っぱが浸かっていても育ちますが水が切れるとしんなり枯れます。

 

 

ホテイアオイ

  • 基本的に水を絶やさなければ枯れることはありません。非常に丈夫で成長もはやく浄化能力も高いです。
  • 明るい照明であれば室内でも十分育てることができます。
  • 夏などは小さな株が次々と繁殖し新芽が生えていきます。その時に古い葉が枯れてきますので影にならないように切り落としてください。
  • 日当たりが悪い場合は葉が短く太くなり根っ子は紫色になります。
  • 日当たりが悪いと葉っぱだけが大きくなり根っ子は白く細くなります。
  • 得に直射日光を好む水草なので冬は、枯れていきます。冬を越すには暖かい
  • 水温を維持する必要があります。
  • また、土に植えかえて冬を越す方法もあります。

 

 

ウォータースプライト

  • 直射日光を当てすぎると枯れてしまう水草です。
  • 屋内飼育用の水草で主に観賞用として人気があります。得にグッピーなどの飼育に最適なのは育てる水温がちょうどいいのでしょう。
  • 低い光りで育てるのが最適でまさに室内用ですが水温の変化に弱いので、水温と水質には気を配らなければなりません。
  • ウォータースプライトには水上葉、浮葉、水中葉があります。
  • ウォータースプライトは水の妖精の意味ですが、英名で「ウォーター・スプライト(Water sprite)」と言えば一般にアメリカン・スプライト(Ceratopteris thalictroides)を指します。

 

 

ドワーフフロッグビット

  • 丈夫な根を持つ水草で、増殖が速く水槽内の余分な栄養素を吸収して水槽内の水質の環境を整えてくれます。
  • エビやタニシなどを入れておくとその排泄物によって根をどんどん伸ばしていきます。
  • その伸ばし種にメダカの隠れ家になったりエビなどが根っこにつかまったりと楽しむことができます。
  • 屋外の光の強い場所に適した水草で、比較的育てやすく手間もかかりません。しかし冬は寒さで枯れてしまうので、冬を越したい場合は室内での育てなくてはなりません。

 

 

 

メダカの病気

 

はじめに

 

  • 自然界では常に新しい水が入れ替わりメダカにいい環境が保たれています。なので病気の予防には水質管理が大切です。きれいな水で飼っている限りメダカはほとんど病気に感染しません。
  • 汚れた水で飼っているとすぐに病気に感染して死んでしまいます。それを防ぐためには水質やそれを維持する濾過能力などを考えましょう。
  • 1リットルの水に対してメダカを1匹など見合った量のメダカを飼うことも重要です。
  • 餌をやりすぎてしまうと水がすぐ汚れてしまういます。餌の量を加減してみましょう。
  • 見た目がきれいな状態でもアンモニアなど目に見えない有害物質が貯まっている可能性がありますので定期的な水換えが必要です。
  • 得に冬などの季節の変わり目は水温が急に下がりるので水温変化が出る時期は注意深く観察しましょう。
  • 目立たなくても消化不良やエラ病を患っているかも知れません。また、特定の病原菌にとって都合のよい水温になることで爆発的に増える可能性もあります。
  • 「 元気がないな」と感じたら 0.3%〜1%(1 リットルにつき 3g〜10g)の塩(自然塩)を入れるといいでしょう。適量を守れば食塩はメダカに害はないですし、治癒力を高める効果があります。
  • 塩水の目安として、元気がない=0.3%病気=1%を参考にして試してみましょう。
  • 新しくメダカを追加する時や水草を入れる時も注意が必要です。外から病原菌を持ち込む可能性がありますので、水槽に入れる前にメダカは塩水で薬浴を、水草は別の容器に入れて水道水で1日浸し消毒をしてください。

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