ロバート・ジョンソン解決！

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デルタ・ブルース～ブルースを知る
4人のブルース研究家を紹介します。
ブルースの起源
- サブカルチャー (subculture) とは
- カウンターカルチャーとは

デルタ・ブルース～ブルースを知る

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起源は何と100年以上前。アメリカ南部の黒人による奴隷のような扱いを受けていた日々の中、少しの癒し、楽しみを求めて生まれた「ブルース」。
ギターに興味を持ち、はじめはフォークソングをしていたんですが、ポピュラーミュージックの起源が知りたくなりました。そしてたどり着いたのが、「ブルース」です。
100年以上前からギター１つでベース、リード、時にはドラムのようなパーカッションを一人でこなしながらしかも歌う。という一人で全部やってしまうスタイルがあったということに衝撃を覚えました。そこでその起源ともいうべき「ブルース」の正体を紹介します。
ブルースとは何か？ロバート・ジョンソンの軌跡をたどりブルースの世界を探究します。

ロバート・ジョンソン出生名	Robert Leroy Johnson
生誕	1911年5月8日出身地アメリカ合衆国ミシシッピ州ヘイズルハースト
死没	1938年8月16日（満27歳没）アメリカ合衆国ミシシッピ州グリーンウッド
ジャンル	デルタ・ブルース/カントリー・ブルース/
職業	ミュージシャン　シンガーソングライター
担当楽器	ギター/ボーカル/ハーモニカ
活動期間	1929年～ 1938年レーベルヴォカリオン・レコード

ヘイズルハースト
アメリカミシシッピ州ジャクソン大都市圏であるコピア郡（英: Copiah County）の郡庁所在地です。2010年国勢調査（人口4,009人）
コピア郡の郡名はチョクトー族インディアンの言葉で「呼びかけるパンサー」を意味しています。1823年にミシシッピ州18番目の郡として設立されました。

4人のブルース研究家を紹介します。

ブルースの起源

奴隷から解放され季節労働者としてミシシッピー河口からアーカンソー、ルイジアナ、テキサス、テネシー、にかけて広まっていきました。
その中でもデルタ・ブルース (The Delta blues)は初期のブルースで、アメリカ合衆国のミシシッピー流域（ミシシッピ・デルタ）やテネシー州メンフィスなどの地域で生まれました。演奏形態は得にハーモニカとギターが一番多く使われライブの際はバンド形態が主流でしたが、レコーディングの場合はギターでの独奏スタイルが多く、高音低音の上げ下げが激しい内面を突き上げるような歌い方もデルタ・ブルースの特徴です。
代表的なミュージシャンにチャーリー・パットン、ロバート・ジョンソンなどがいます。
ミュージシャン達は小銭を稼ぐためにジュークボックスなどの店があるアメリカ南部を旅してまわり、あちこちで演奏していたためまたたく間にアメリカ中に広まりました。
その結果スキップ・ジェームス、エルモア・ジェームスなど（厳密には）デルタ地域出身でないデルタ・ブルースミュージシャンも生まれるようになりました。
後期になるとアメリカ中にデルタ・ブルースは広がり、特に多くのアフリカ系アメリカ人が移住していったシカゴ、デトロイトなどの北部都市に根付き独自のブルース（シカゴ・ブルース）へと進化してきました。

学者などの間では、初期のデルタ・ブルースと後期の北部都市ブルースおよび西海岸ブルースとの間に音楽的な区別があるか無いかは意見の分かれる所でありました。
確かに、基本的なハーモニー構造（ブルー・ノート・スケール、スリー・コードなど）はデルタ・ブルースもその他のブルースもほぼ同じです。
しかし、シンプルな（アコースティック）ギター奏法や、リズムを強調したデルタ・ブルースに、他ブルースとの明確な差異を認める者も多いです。
1920年代のミシシッピデルタ地域で、白人農場主人は相変わらず黒人を奴隷同然のように扱っていましたが、デルタ・ブルースアーティスト本人がその準奴隷システムからの逃亡者であることも少なくなく、そういった経験がデルタ・ブルース独自のサブカルチャーを形成しています。
逃亡・反乱を企てたり、集会を開いたり、その他主人にとって　’好ましくない’行動をとった者は「パーチマン農場(Parchman Farm)」と呼ばれるミシシッピ州立刑務所に収監されました。
実際その刑務所に入った経験を歌ったアーティスト；Bukka White（「Parchman Farm Blues」）、レッドベリー（「Midnight Special」）もいる。ポピュラー音楽において、サブカルチャー的、カウンター・カルチャー的な位置付けになったのは、ブルースが最も初期の例です。